Make a smile
For Customers
多くのお客さまに美味しいさつまいもを届けるため、私たちJapan potatoが常に念頭に置いていることは「安定供給」。
さつまいもの収穫は、夏から秋にかけての時期に限られているため、貯蔵しなければ年間通じて提供することはできません。
そこで、4000トンのさつまいもを保管できる冷蔵貯蔵庫を設置しました。収穫後はここで熟成させて甘みを引き出しています。さつまいもの傷を治し、雑菌から守る「キュアリング処理」を行う貯蔵施設も併設しています。
さらに、供給の安定性を高めるため、自社での生産量も増やしています。契約農家の方々に頼るだけではなく、自社で畑を持つことで、一定量を確保しやすくなります。
また、私たちも実感を持って生産技術を研究することができ、農家の方々にも質の高いさつまいもを作る手法を伝えやすくなるのです。
より美味しいさつまいもを、安定的に届けること。それが、私たちのテーマです。
For Farmers
私たちと契約農家の方々は、“運命共同体”。
高齢化により農家そのものが減ってきている今、たださつまいもを売り買いするだけの関係では、質の高いさつまいもの供給には結びつきません。
畑に伺い、ともにさつまいもの生育を見届け、定期的に開催する研修会で技術をレクチャーする。このように農家の方々に働きかけ、信頼関係を構築していくことが、美味しいさつまいもの生産につながっていくと考えています。
さつまいもの品質は、畑の地質で8割程度決まるといわれています。桜島の火山灰からできた水捌けの良い鹿児島の土は、とてもマッチしているのですが、土の中の環境は日に日に変化していくもの。
そのため、契約農家の方々の畑も土壌診断を行い、感覚だけに頼らないデータに基づいた生産を心掛けています。
農家の皆さんがいてこそのJapan potato。気の置けない関係を築き、サポートすることも、私たちの役割だと感じています。
For The Future
2013年度より、自社の畑で、完全無農薬栽培を行う面積を広げています。近年の異常気象により、鹿児島のさつまいも畑の質を保っていくのが難しくなっています。農薬に頼った農業には限りがあり、土壌を休ませたり改善していくことは重要な課題です。
自社の畑では、さつまいもを収穫し終えた土で植物を育て、そのまま土とともに耕して肥料にする「緑肥」を行うなど手間隙をかけて、さつまいもが生育しやすい土壌を整え、畑を守っています。安心安全なさつまいも作りを長く続けてくため、オーガニックな手法を継続、拡大していきます。
昨今、海外では日本産のさつまいもの需要が高まっており、輸出量も年々増えています。さつまいもは世界中で作られている作物ですが、鹿児島産のさつまいもは甘みが強く美味しいということはもちろん、長期間の輸送においても腐りにくいという魅力があります。
海外でも伝わりやすい「Japan potato」という名前を掲げ、美味しいさつまいもを世界中へと届けていく。そして、たくさんの笑顔を生み出すことが、私たちの夢です。